冬コミの募集、決まりましたね!
今年はなんとしてでも開催してほしい
ということで
同人女百合アンソロジー (百合姫コミックス)
(出版:一迅社)
2021/7/30発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B09B96RSH3/ref=cm_sw_r_tw_dp_4R0P10D4N2R7DGZW64XC
レビューですー
※ネタバレを含みますよ
全体の感想
よかったですね~(語彙消失)
泣きながら読んでいた作品もちょろちょろ
設定推しのアンソロなので、「百合アンソロ」としては少し物足りないのかも?
読むべき人
・後日談を想像できる人
・同人、創作経験がある人
・「好き」がとても強い人
ある意味人を選ぶアンソロかもですね
副題をつけるなら
「」が好きだから
オタクが何かを(好き)というところから始まって、最後も(好き)に行き着くお話が多い
「アニメ」が好きで「あなた」を好きになる。などなど
だから「」はあえて空白にしておいて
カプ、その時々に変わる「」を楽しむ
とても可能性を感じる百合作品たちでした~
主観ゴリゴリな各話感想
カバーイラスト:大沢やよい
修羅場に邪魔しに来たみたいなシチュ
小悪魔的おしゃコス×同人漫画絵師
という妄想がふくらみます
スタ○ライトみあふれるポスターが実は唯一した合わせコスとかだったらいいなぁとか思いつつ……
ギャップのあるペアがとてもいいですね
イラスト:伊月クロ
バブみ
初めて作品を見たときの感動のシーンかな?
だとしたらめちゃわかる、う、まれたー!って感じだよね
後ろの人が頬を赤らめているのが気になる…
私を推してよ日菜子さん!/くもすずめ
推ししか目に入ってないオタへの片思いと思いきや……?百合
ひな吉さん。オタはオタ、という鋼鉄の意志が見られるのが、とてもいい。
「私が描いた推し公式の次の次の次にカッケー」の部分に共感大爆発。
トワさん→撫子さんのギャップが良い。子犬系ふわふわヘア好き。
そして、ラスト。
いい……
この、今までなんともなかったのに急に気になってしまう系。とても好きです。
ウェルダンは待てない/ヨルモ
推しの絵師が実は……な百合
みしまさんとめちゃかわギャルのミノさん
初めて感想をくれた人、わかります。好きになるよね。
いつもありがとうございます()
「みしまさんに下心あるから」
のセリフいい……(語彙の消失)
肉食系ミノさんとネコみがすごいみしまさん
いいなぁ。このまま続いてほしい。
逆カプ地雷です!/ゆあま
一生ケンカして仲直りしてろくださいカプ戦争百合
お互いに伝えるのが下手っぴなのかわいいなぁ
感情のジェットコースターのような展開で気がつけば終わっていた
私が読んでいた話は……どこへ……? 続かないのか……?
結果「尻で抱く」が頭に残った
フソクフリ/めざし
闇が深いアンチ被害ヲタ年上としっかり者の年下おねロリ百合
「私が山田ちゃんを呼んだのは正論パンチを喰らいたいからじゃないの!!」がツボる
コミカルに見えて後でいちばんいちゃいちゃしそうなふたり
ダメダメなお姉さん×しっかりしてるけど下心ありまくりウブな年下=百合の黄金比
隣サークル主が元カノだったのですが…/雨水 汐
「なんということでしょう」から始まる復縁…?百合
さっぱりしててさりげなく優しい、すごくいい表現
「私は好きよ」すごく温かい言葉
同じく文字書きとしてこてつさんに共感して、ぐっときてしまいました
一生続いてほしい
お嬢様!同人デビューです!/散田 島子
「新刊のコマごとに感想を言いたい50万ブースト支援するお嬢様」×同人漫画描き百合
素直すぎるお嬢様がかわいすぎる。そして目にいつも光が入ってる。煌びやか
そうだよね、同人って。ものを作って、書くってこういうことだったよね。を思い出させてくれる
常に全力なお嬢様に、自己肯定感チョモランマな同人絵描きさん
「私の好きな作家さんをけなさないでくださいまし! 悲しくなってしまいますわ!」に泣いてしまった
自分の「売れなかった」は誰かにとっての「好き」←座右の銘にしたい
そしてヘリで帰るお嬢様笑
常に効果音もコマ割りも全力で楽しそう
勢いとオチの気持ちよさ。楽しい
お嬢様にはずっと笑っていてほしい
さよなら私の星/つつい
自分のありのままに生きる神絵師と褒ミニケーションを封じられた同人作家百合
どんどん心をえぐっていくスタイルの展開なので読むのに準備がいる
好きなものを好きなように描くだけで愛されるVS求められるものを求められるままに描く
という創作における絶対命題に真摯に向き合えます
「なにをしてほしいか」で生きていた←わかる
褒めるのやめてもらっていいっすか?←わかる
私に一体何を求めてフォローしたんですか?←なるほど
「私が、ミシシッピさんのファンだから」←これ言われたらオチる
「性癖」が見えてこない←わかる
みんなが求めてるものを描きたい←これもわかる
楽しくないとダメなの?←楽しくないとしんどい
無邪気さが傷つける←使いたい構図
飾らずに私の作品を好きだといってくれたのは彼女だけだった←好きになるよね
ブロックしたのに距離を置かない←壁を越えてくる
人のこと考えてない、無邪気で勝手←なかなかできない
などなど、超感情移入して読んでしまいました
※リリアンの個人的なお話は最後に
すきだから/桐山はるか
同じものを好きになったから出会えたんだな
シンプルでやさしいお話。読後感がとても良くて。
一生幸せになってろください。とてもやさしい
まとめ
本創りたい∩( ・ω・)∩
同人女百合アンソロジー (百合姫コミックス)
(出版:一迅社)
2021/7/30発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B09B96RSH3/ref=cm_sw_r_tw_dp_4R0P10D4N2R7DGZW64XC
ここからは個人的なお話なので読まなくても○
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『さよなら私の星』を読んで。
こちらがいちばん心に残りました。
なぜなら……
ミシシッピとユーチ
彼女たちを見ていると両方自分の中にいた人格だなぁと思ってしまいました
大手企業に就職して8年。
まさにその時はミシシッピのように他人軸、誰かが喜ぶように、誰かのために生きてきて
「みんなに合意をしてきた」がために、それを満たせなくなり、私は居場所を失いました
それこそ、あのジャンルの人たちのように「輪を乱さない」ためだけに存在していて
そして、一度はじかれたらもう戻れませんでした
独り。本当にただのひとり。仕事も、プライベートもなにもすることがなく
このまま孤独に死んでいくのだろうと思っていました
しかしユーチになる時が来ます(彼女のようにすごい絵が描けるわけでもなく、考え方だけ)
アマゾンプライムビデオを垂れ流しにしていた夜勤の出勤前
「私には何もないなぁ、死んでもいいなぁ」
そう思ったときに、一度死んでみることにしました
そこで生まれたのがLilium Anthems
百合小説の執筆を始めたんですね
私にできるんか。とか思ってたんですが
いちばん初めの作品(これ)を描いてみて、Kindleに出したときなんとも言えない感覚
生きてきて20数年のすべてが解き放たれたような感じでした
そして、たった7ページ読んでもらえただけで
「あぁ。生きてていいんやな」そう思ったんですね
そして2年間準備して仕事を辞めました
まだ業種は百合とは関係ないですが、またひとつ飛び立つために…
最後まで読んでくれてありがとうございます∩( ・ω・)∩
アンソロ募集とか百合について語り尽くす
Lilium Anthemsのツイッターアカウントはこちら
https://twitter.com/lilycreate1199
既刊家族百合アンソロはこちら
母娘百合アンソロジー第1弾
「いちばん近くて遠いあなたと」 (母娘百合企画「青のマリーゴールド」)
Lilium Anthems
https://www.amazon.co.jp/dp/B08RRPPT58/ref=cm_sw_r_tw_dp_4YT9WDGAKSJHX0H0QGBW
母娘百合アンソロジー第2弾
「あなたに捧げる花の名は」 (母娘百合企画「青のマリーゴールド」)
Lilium Anthems
https://www.amazon.co.jp/dp/B097GGVPZD/ref=cm_sw_r_tw_dp_BDKH8DN31QBXKJ1CTKW7
実姉妹百合アンソロジー第1弾
「おねえちゃん、あのね…」 (百合創作アンソロジー文庫)
Lilium Anthems
https://www.amazon.co.jp/dp/B09B5PS6N8/ref=cm_sw_r_tw_dp_C0AYPA89WN172D75EEH7
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